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神代梅の里公園

 津山市久米町にある『津山市神代梅の里公園』。梅の里の名に相応しい東向きの山肌を利用した、約4ヘクタール園内には、鹿児島紅梅・八重寒梅・寒紅しだれ梅・鶯宿・南高・甲州小梅など、なんと駐四国地方最大級の14品種2000本と言われる梅が植えられています。
また梅以外でも蝋梅も植えられており、2月から3月中頃にかけて見事な花を咲かせます。

この梅の里公園は、旧久米町が津山市に合併する以前の平成6年に、久米町木の梅で花見ができる場所があり、その梅で特産品を作ろう、という旧久米町民の意見を取り上げて、神代地区に作られました。そのため、この公園は、ハイシーズンも駐車場、入場料、トイレなど全てが無料となっており、誰もが気軽に行ける公園として整備されています。
 また、公園内の梅の里加工施設では、公園内で収穫された梅の実を使用した梅を利用し、梅干し、梅漬け、梅ジャム、梅ゼリーなどの梅製品が製造され、梅まつりが開催されている期間に、お土産として販売されています。





 この公園が最も賑わうのは、やはり梅祭りの季節。ピーク時は、さすがに30分程度の駐車場待ちが起こりますが、それでも比較的スムーズに駐車できると思います。
駐車場待ちでも、公園のある山一面が梅の花で埋めつくされているのを、道路からもからも見ることができますので、十分に楽しめると思います。
車を停め、公園内に入ると、ウグイスの鳴き声と共に、梅の花の甘い香りに包まれて山頂までの坂道を、ゆっくりと歩いて登ることになります。左右から張り出す枝に咲く美しい花を楽しみながらの散策は、下の駐車場から見上げる全景とは、全く違う素晴らしさを味わえます。
特に、枝垂梅が道に沿って植えられている辺りは、頭の上から花の咲いている枝が、雨のように降ってくるような、異世界にいる雰囲気を感じさせてくれます。




さらに、山頂にまで登ると、頂上にある展望台からの眺めも抜群で、津山方面の遠くは英田までの遥かに広がる山並みが一望できます。
 梅まつりには、名物のホルモンうどん、ホルモンコロッケ、焼きそば、うどんなどの幾つかの屋台が並び大変に賑わい、そこで簡単な食事を楽しむこともできますが、屋台の人気が高くピーク時には、早々に売り切れてしまうこともあるほどですので、早めに買い求める方が良い思います。
もちろん、お弁当を持参しての、お花見もできますので、家族やご近所さんや友人同志で『神代梅の里公園』へのお出かけも楽しいのではないでしょうか。

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