アットタウンWEBマガジン

真庭市立中央図書館

第3日曜は図書館で映画

真庭市勝山の真庭市立中央図書館では、一人でも多くの人に図書館に足を運び、映画を見てもらいたいと「中央図書館シアター月イチ映画会」と銘打って毎月1回の映画会に取り組んでいる。

今回4月21日に上映されたのは「~椿山~焼き畑に生きる」。
高知県吾川郡仁淀川町椿山の日々の暮らしを4年間記録した約40年前の作品。
日本最後の焼畑農業地椿山に生きる人々を濃密にじっくりと描いたもので、すでに今の日本では見る事のできない働き方や、決して豊かとはいえない土地に生きる人たちのたくましさを感じるドキュメンタリー映画だ。

このドキュメンタリー映画が上映されるにあたって、真庭市樫邑地域でのミツマタの栽培なども考慮し、社会的、地域的にも市民には見ごたえのある作品。
シアターで観賞した約20人は95分間スクリーンに見入っていた。



今まで10回開かれたという映画会に7回参加したという同市内の63歳女性は「文化や芸術などが好きなので、退職後有意義に過ごしたいと参加している。
今日の映画はとても丁寧に撮影されていて、深い山間の村での女性の労働力について考えさせられる作品でした」と映画の社会性を高く評価していた。



「昨年7月にできたばかりの図書館に、足を運んでもらえるきっかけづくりに」と図書館建設前から、ワークショップなどを行いながら模索してきた。
図書館運営に当たっては、真庭市「SDGs未来都市」中山間地域の地方分散型モデル地域を目指しており、持続可能な世界を実現するために、地球上の誰一人として取り残さないというコンセプトをもとに、ユニバーサル(普遍的)な取り組みの一環。




そして、シアターは、市の職員だけの想いにとどまらず「線をつくらず、画一化しない柔軟な考えを」の発想で、図書館サポーターズというボランティアの意見や想いを尊重する形で進められている。
「おまかせして、口を出さないというスタンスです」と同図書館の池田政師さん。
サポーターとの連携もよく、とても風通しの良い関係だ。

「映画を選ぶに当たっては、リクエストに応えるというものもあるし、子ども向けのもの、味わい深いものや、時には見た事も聞いたこともないような国の映画など多彩です。
吹き替えや字幕なども模索しながら選んでいます」「ドキュメンタリーばかりではなく、皆さんおなじみの映画なども視野に入れています。
いつも思っているのは一人でも多くの人に見てほしいという事です」とサポーターの黒川さん、名和さん、福島さんの想いは深く熱い。




今後、シアターはどう進化していきますかとの問いに、池田さん「まだまだ模索状態ですが、さまざまな人の年齢や、状況を考えながら続けていきたい」。

真野さん「月イチ映画会の担当をする予定です。DVD上映会なども含めて皆さんにPRしていきたいです」。黒川さん「2時間、真庭で映画を楽しんでほしいです」。
名和さん「名作からマイナーな作品まで多くの人に見てもらいたいです」。
福島さん「田舎で娯楽も少ない中、気楽に来て欲しいです、(よかった)と誰かに思っていただけるシアターになればいいですね」。
とスタッフの思いが伝わってくる。

同映画会の次回5月19日上映は「映画 ローマの休日」思い出の作品だったり、若い人には古い映画がきらめいて見えるかもしれない。

「第3日曜は図書館で映画」を合言葉に、多彩な作品を観賞することをお勧めしたい。

関連する情報

人気記事

新着記事